直ちに整備工場に入庫しなさい、という警告灯が点灯していますね。
専用機を接続して警告灯の点灯理由を確認すると
車体姿勢のコントロール系統にディフェクト(不具合)コードが記録されていますね。
R56のブレーキパッドには摩耗を測るセンサーがついていて
これがブレーキパッドが少ないよ!と警告している状態ですー
上げてリヤタイヤを外し
リヤブレーキパッドを確認すると
(本来この状態ではセンサーは外れていますが、説明の都合でセンサーを付けました)
パッドの摩耗センサーがローターに接触していますね
まだパッドは十分にあり、安全に止まれますが
これはNG状態です!
ローターを挟む左右のブレーキパッド残量に差が大きいですが
スライドピンやピストンの動きにとくに問題はなく
だいたいいつもこんな感じなのでこのまま進めますー
R56のリヤブレーキキャリパーはパーキングブレーキも兼ねています
ピストンは回転させて戻すタイプですね。
新品パッドは国産乗用車より厚く、2トントラック並みの分厚さです。
センサーも新品に交換しなければなりません。
交換後はこんな感じでローターには接触しない状態ですー
で、元通り組みなおして良し・・・ではないのがMINI。
今回の警告はブレーキ系統の不具合だけでなく
CBS(コンディション ベースド サービス)の警告という
メンテンナンスのお知らせも含まれています。
CBSではオイル交換や点検も管理されているんです。
リセットするとー
オールグリーン♪
完了です。